概要
PHOENICSではHOL, SEM, ASMという高度な多相流解析オプションを用意しております。それぞれ以下のような特徴があります。
HOL(Height Of Liquid method) :
相間の海面がはっきりとしている場合に用いる
SEM(Scalar Equation Method ) :
相間の界面がはっきりしていて、その界面の座標が位置に対して多価関数で表される場合に用います。この手法ではそれぞれの相の流体を区別するために、スカラー変数を用います。輸送方程式では数値拡散を防ぐためにVan Leer schemeを用い積分を行います。その際には物理的拡散項は無視されます。
ASM(Scalar Equation Method ) :
一つの連続相と他の分散相からなる流れの場合に適用できます。この連続相に対する分散相の速度(スリップ速度)を局所的な各変数の値から代数的に計算し流れ場の解析を行います。
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