3次元熱流体解析ソフトウェア 「PHOENICS」
世界で初めて、流体解析(CAE)ソフトウェアとして開発、リリースされた3次元熱流体解析ソフトウェア『PHOENICS』は、流体解析のパイオニアコード(プログラム)として知られています。 Cut-Cellテクニックにより、格子生成作業はほとんど不要のためモデリングも非常に容易に行えます。また、流体解析(CAE)ソフトウェアとしての高機能、高品質、高操作性を追求しつつ圧倒的な低価格を実現しました。  さらに、蒸発/凝縮、凝固/溶融など、潜熱を考慮しながら詳細に計算するような高度な二相流解析も可能です。並列計算に関しても構造格子の特徴を活かし、ハイパフォーマンスな性能を発揮します。

PHOENICSの流体解析事例コラム

CHAM社と流体解析ソフトPHOENICS

PHOENICSとは CHAM社は熱流体解析の乱流モデルで有名なスポルディング教授が設立した会社であり、そのCHAM社が世界で初めて熱流体解析ソフトとしてリリースしたのが熱流体解析ソフト【PHOENICS】です。大きな特徴は高い適応力で多くの難題を解決に導いてきた点です。これまで40年以上の長きにわたって世界中のありとあらゆる教育・研究・開発機関で実績を積み、成果を上げてきたソフトウェアであり、その情報量の多さに基づくサポート力が熱流体解析ソフト【PHOENICS】の最大の強みと言っても過言ではありません。
PHOENICSの活用範囲は様々で、製造、開発分野をはじめ、建築、医療、気象や海洋にも応用されています。難しいとされている相変化を伴う二相流解析・混相流解析にも多くの実績を残しており、熱流体解析ソフト【PHOENICS】が得意としている分野です。

流体解析ソフトで何ができるの?

流体解析(CFD)とは 熱流体解析(CFD)ソフトとは、気体や液体の流れの状況(流速や圧力、温度などの変化)を数値的に計算し、可視化するシミュレーションソフトの総称を指します。
この熱流体解析ソフトを活用すると以下のようなことをシミュレーションすることができます。

●製造、開発分野
例:「電子部品、電気製品等の熱問題の解決」「工場排水の濃度測定
●建築・建設分野
例:「自然換気による空調機器の負荷低減」「ダム入口における泥堆の形成の抑制
●空調機器分野
例:「脳動脈瘤の菲薄部における解析」「上気道通気障害の検査
●自動車
例:「ボディ形状の空力解析」「フロントグリル内に付着、堆積した雪粒の挙動解析
●気象・海洋分野
例:「地球温暖化による氷河湖の溶解」「海中への地すべりによって作られた津波のモデリング

流体解析事例(分野別)

環境・土木 建築・空調/配管 自動車・ターボ機械 航空・宇宙 電気・電子機器 エネルギー・原子力 ナノテク・応用物理
環境・土木 建築・空調/配管 自動車・ターボ機械 航空・宇宙 電気・電子機器 エネルギー・原子力 ナノテク・応用物理
半導体・燃料電池   化学プロセス   医療・スポーツ   高分子・化学工学   鉄鋼・冶金   その他
半導体・燃料電池 化学プロセス 医療・スポーツ 高分子・化学工学 鉄鋼・冶金 その他

流体解析事例(機能別)

カットセル   乱流   圧縮性流体   非ニュートン流体   自然対流   2相流(沸騰・凝固)   燃焼・爆発
カットセル   乱流   圧縮性流体   非ニュートン流体   自然対流   2相流(沸騰・凝固)   燃焼・爆発
化学反応   CVD   自由表面・表面張力   粒子挙動   プラズマ・電磁場   固体内応力   曲線座標系
化学反応   CVD   自由表面・表面張力   粒子挙動   プラズマ・電磁場   固体内応力   曲線座標系
拡散   回転体   移動境界                
拡散 回転体 移動境界

CHAM JAPAN 技術部からの一言

PHOENICSでは圧縮性流体/非圧縮性流体、ニュートン流体/非ニュートン流体などおよそ流体と呼ばれるものなら何でも層流から乱流まで扱え、また気体から液体、更に固体へとの相変化も潜熱を考慮して解くことができるため、結露や氷結、蒸発、沸騰などの状態変化、雨、雪や雹などの自然現象や、クリーンルーム内の塵の移動、室内のエアロゾルの移動・拡散等の混相流も計算できます。
色々な化学反応ももちろん対応しており、燃焼問題では気体燃料だけでなく液体燃料、固体燃料の燃焼計算も可能です。さらに自由表面流も対応していますので、海や湖の波、河川の流れ、船舶の設計等でもお役に立てます。
最初は流れだけの計算で十分という方でも、計算を進めていく中で、もっと高度な乱流モデルを使いたい、高精度の差分ならどう変わる?熱も解いて更には冷却解析の対象物の内部流れだけでなく外部流れで雰囲気の自然対流による熱伝達まで計算に追加したい等、計算に慣れるほどに要求も大きく、深くなっていくはずです。
そういった要求に応じられるのも高機能汎用熱流体解析ソフトPHOENICSの大きな特長です

セミナー情報

お客様インタビュー

2024.2.22 (木) 【無料セミナー】RhinoCFD 紹介ウェビナー

2024.2.20 (火) 【ユーザー様向け】PHOENICSオンライン個別相談会(1月-2)

2024.2.14 (水) 【無料セミナー】PHOENICS 紹介ウェビナー

2024.2.13 (火) 【無料セミナー】RhinoCFD 体験セミナー

2024.2.8 (木) 【無料セミナー】PHOENICS 流体解析体験セミナー

2024.2.6 (火) 【ユーザー様向け】PHOENICSオンライン個別相談会(1月-1)

 

 

新着情報

 

2024.2.2 2024年2月の「セミナー情報」をアップしました。

2023.10.6 2023年10月の「セミナー情報」をアップしました。

2023.8.2 2023年8月の「セミナー情報」をアップしました。

2023.3.23 最新版PHOENICS2022リリース

2023.2.13 2023年2月の「セミナー情報」をアップしました。

2022.5.2 最新版PHOENICS2022リリース

2022.5.2 2022年5月の「セミナー情報」をアップしました。

2022.4.1 2022年4月の「セミナー情報」をアップしました。

2022.01.7 『PHOENICSの熱流体解析事例コラム』をアップしました。

2021.04.23 2021年5月の「セミナー情報」をアップしました。

2021.03.01 2021年3月の「セミナー情報」をアップしました。

2020.12.18 2021年1月の「セミナー情報」をアップしました。

2020.03.24 『PHOENICSの熱流体解析事例コラム』をアップしました。

2019.09.27 『INCHEM TOKYO2019 / プラントショー』に出展します。

2019.09.27 『関西設計・製造ソリューション展』に出展します。

2019.09.27 2019年10月18日『PHOENICS ユーザーカンファレンス2019』開催。

2019.01.15 『[次世代] 火力発電EXPO』 に出展します。

2018.12.12 『日本ものづくりワールド・ 設計・製造ソリューション展 (DMS東京)」 に出展します。

2018.09.10 『PHOENICSユーザーカンファレンス2018』を開催。

2018.09.10 『関西ものづくりワールド・ 設計・製造ソリューション展 (関西DMS)」 に出展します。

2017.12.19 『流体解析の歴史的背景』ページをアップしました。

2017.12.19 『定常と非定常』ページをアップしました。

2017.12.19 『PHOENICSの基礎式』ページをアップしました。

2017.12.19 『熱流体解析の基礎』ページをアップしました。

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流体解析ソフト「PHOENICS」よくある質問

本格的でありながら低価格の熱流体解析ソフトウェアです。

製造業、建設業、医療機関、それらの教育・研究機関など、幅広い業界から選ばれております。

Windows7以降

英国CHAM社

プリ/ポストプロセッサーが日本語版/英語版の2種類標準装備されています。

直交格子・カットセルでの解析計算、自由表面、化学反応、輻射伝熱、移動境界、相変化が伴う気液二相流、CVD(化学蒸着)、など様々な機能を備えております。

サポートしておりません。

問題によって大きく異なりますが、格子分割の必要性がほとんどない(構造格子&自動格子設定)ため、温度を含んだ流れ解析程度であればデータセットアップに15分程度、計算も格子分割数次第ですが数分〜30分程度でしょう。

解析対象についての知識は必要です。流体力学の知識はあるに越したことはありませんが、無くても使えます。

経験不要ですが、できれば最初に数時間の体験セミナーを受けられると良いでしょう。

有償のユーザーサポート契約があります。

はい。紹介や解析体験のセミナーを無料で複数、定期開催しております。

はい。解析体験セミナーへのご参加と合わせて試用版をご利用いただいております。